日本テニス学会は、テニスに関する科学的研究の発展に貢献することを目的に掲げ、研究成果の公表と情報交換、および、知識の蓄積などを学会活動として行ってきました。
設立当初は、本学会の「現場と研究室の間にあるGAPを埋めよう」というスローガンが一般受けし、他の学会のシンポジウムの企画に取り上げられたり、多くのテニス関連団体や出版社などから講演や解説を求められたりするなど、テニスに関する科学的研究を世に広めるという大きな役割を果たしてきました。
一方で、日本テニス学会の本来の目的が「研究成果を現場に役立たせる」ことであるにもかかわらず、実用化につながりそうな研究発表は少なく、目的を達成するのはなかなか難しい・・という状況が続いています。
日本テニス学会の特徴は、次の4点です。
① 研究者だけでなく選手・コーチ・テニス愛好家が一緒に研究を進める
② 現場で求められている研究に焦点をあてる
③ 若手が活躍できる
④ 女性研究者が活躍できる
今後は、一層こうした特徴を生かす方向での充実を進めていきたいと考えております。多くの若手の方々、女性研究者の方々が入会されることを期待しております。ご協力よろしくお願いいたします。
友末亮三(安田女子大学)